初ブログ「この教室をはじめたときのこと」

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初めてのブログ、どんな内容を書いたらよいか迷いましたが、まずは当教室の紹介をしようと思います。といっても、ホームページと同じことを書いても仕方がないので、この教室を立ち上げたときのことを少し書こうと思います。

当渡辺ピアノ教室は11年前に開業しました。それ以前からピアノ講師はずっと続けていたのですが、段々と自分の教室を持ちたいという気持ちが強くなってきました。それまでも自分なりに努力してやっていたのですが、もっと自分らしい自分だけの教室を、ピアノの選択から、教室の内装から、カリキュラムから、指導方法から、なにからなにまで全部自分の思い通りにやってみたい、そんな思いに駆られました。
それは雇われの身だとどうしても限界があります。だったらもうやるしかない、気がついたらそう思い込んでいました。普段はおとなしいのですが、いったん思い込むと突っ走るところが私にはあるようです。
そこで一念発起し、資金を何とか工面し、悩みに悩みながら場所探しをし、教室の内装を考え、プログラムや指導方針を立て、ついに開業にこぎ着けました。

私の理想とする教室は、「はじめての人でも聴かせる技術を」「アットホームな雰囲気で通いやすい教室を」ということでした。
ただ弾けるだけでも良いのですが、せっかく習うのならば、聴いてくれる人が「おっ!これは凄い!」と思ってくれるような演奏が出来るようになってもらいたいです。どんな人でも地道にやっていけば、それはやがて身についていくものと私は思います。私自身が不器用で試行錯誤しながら少しずつ身につけていったので、余計にそう思います。

でも、あまりそれを押しつける指導もしたくありませんでした。自分のイメージするアットホームな雰囲気の中で楽しくレッスンを受けて戴きたい、その中で、1対1のレッスンだからお互い無理なく会話のできる雰囲気を作りたい、その人に合った練習方法をご提示し、地道さだけは忘れないようにしながら一つ一つ着実に、そして気がついたら以前よりも確実にレベルアップして戴きたい、そんなことを考えていました。それに加えて発表会やクリスマス会など、色んな行事も楽しくやりたい、あんなこともこんなことも、色々とイメージは膨らんでいきました。

もうひとつ、ピアノ教室って部屋がどこも無機質なんですね。学校的というか。それを少しでも変えたかったのです。自分のセンスが問われますが、ちょっとオシャレな空間、そんなことも考えていました。

開業以来、試行錯誤はいまだ続いていますが、お陰様で多少なりとも自分なりの理想郷を目指しながら楽しく指導を続けることができ、現在では幼稚園の方から大人の方までたくさんの生徒さんにお越し戴いています。
私の指導についてきて戴いている方々には心より感謝申し上げます。

なんかずいぶん長くなってしまいましたね。
これから少しずつ指導の考え方や練習の方法、日々の指導のことなどについて載せていきながら、教室のことを知って戴こうと思っています。