コンクールに出た生徒さんのご紹介
今回は、当教室の生徒さんの演奏をご紹介します。
幼稚園年中から当教室でピアノをはじめられたSさんです。
この動画撮影時は小学校2年生、ピアノを始めてから3年半というところでした。当教室から初めてコンクールに出た生徒さんで、予選を通過し全国コンクールにまで出場しました。これはそのときの動画です。
当教室では勝ち負けに拘らない方針で指導をしているため、基本的にピアノのコンクールは出させていなかったのですが、Sさんは日頃の練習もサボらず着実に上達しているので、思い切って出場を提案したのです。コンクールは発表会と違って緊張感のなか、他の参加者も高い志を持って参加されているので、Sさんにもその景色をみせてあげたかったのです。
Sさんはもちろんセンスもありましたが、なにより日々の練習を着実にこなしてきて、基礎技術をきっちり身につける生徒さんでした。それが積み重なってこのような素晴らしい演奏ができるようになりました。それでも、このコンクールの全国レベルはかなりのものですから、その舞台に立ってくれたことは指導者としても本当にうれしい出来事でした。
練習の進み方は生徒さんそれぞれに合ったペースが大切なので、ゆっくりでも全然構いません。でも自分なりに基礎技術を大事にし、日々の練習を地道に積み重ねていくと、どの生徒さんも1年も経つと明らかに演奏が変わってきます。
それがやがて聴いている人の心に響く演奏になります。弾けたら満足、だけでなく、その先を目指して皆さんにもぜひ取り組んでいただければ嬉しいです。